有機物成分調査FT-IRによるスペクトル解析
異物分析や成分分析では、外観検査により無機物か有機物か大まかに判断したのち各分析装置にて分析を行います。無機物の場合は含有元素、有機物の場合は構成成分を分析より情報を得て問題解決の糸口とします。
有機物の分析ではFT-IR(フーリエ変換赤外分光光度計)、GC(ガスクロマトグラフ)、LC(液体クロマトグラフ)、UV-Vis(紫外可視分光光度計)、NMR(核磁気共鳴装置)などが主に使用されます。その中でFT-IRは簡便に分析が可能で分析時間も短いため、成分推定によく用いられています。
以下、代表的な樹脂など計測したスペクトルを列記します。
※注)名称としてあげている材料の含有量は各サンプルによって異なります。参考スペクトルとしてご覧ください。