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材料・組成分析

様々な機会で、材質・成分の調査が必要となります。何か問題が発生した際、その材質が規格通りの材質であるかの確認や、リエンジニアリングの際、既存品の材質を調べるなど、お役立てする事ができます。

有機物成分調査FT-IRによるスペクトル解析

異物分析成分分析では、外観検査により無機物か有機物か大まかに判断したのち各分析装置にて分析を行います。無機物の場合は含有元素、有機物の場合は構成成分を分析より情報を得て問題解決の糸口とします。
有機物の分析ではFT-IR(フーリエ変換赤外分光光度計)、GC(ガスクロマトグラフ)、LC(液体クロマトグラフ)、UV-Vis(紫外可視分光光度計)、NMR(核磁気共鳴装置)などが主に使用されます。その中でFT-IRは簡便に分析が可能で分析時間も短いため、成分推定によく用いられています。
以下、代表的な樹脂など計測したスペクトルを列記します。

※注)名称としてあげている材料の含有量は各サンプルによって異なります。参考スペクトルとしてご覧ください。

【例:熱可塑性樹脂-汎用プラスチック】

PP(ポリプロピレン)PE(ポリエチレン)PMMA(アクリル)ABS(アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン)

【例:熱可塑性樹脂-エンプラ】

PA6(ナイロン6)POM(ポリアセタール)PC(ポリカーボネート)PBT(ポリブチレンテレフタレート)

【例:熱可塑性樹脂-スーパーエンプラ】

PPS(ポリフェニレンサルファイド)PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)PEI(ポリエーテルイミド)PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)

【例:熱硬化性樹脂】

PF(フェノールフォルムアルデヒド)PUR(ポリウレタン)

【例:その他】

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配管内部白色付着物

冷却水の配管を交換した際、配管内部に白色の付着物(異物)が確認されました。この白色の付着物をXRD(X線回折装置)で測定し、ライブラリとの比較により異物の同定を行いました。

配管内部に白色の異物

冷却水配管を切断し内部を確認→白色異物を採取→X線解析装置によるスペクトル測定

ライブラリとの比較により、異物のX線回折スペクトルは炭酸カルシウム(CaCO3)と同様のパターンを示していることが分かります。
一般的には水道配管内の白色異物(浮いていないもの)は、水のミネラル分が反応し残っているケースがよく見られます。今回も同様の事象と推定されました。

異物のX線解析スペクトルとライブラリサーチ 異物のX線解析スペクトルとライブラリサーチ

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